窓・サッシ

サッシ屋の選び方。サッシ交換の費用相場や保険で安くする方法を紹介

アルミサッシ

お近くのサッシ屋さんをお探しでしょうか?

ガラスやサッシの交換・修理は保険や補助金で、安く抑えられます。

ご依頼前に「保険や補助金で安くする方法」「費用相場」「サッシ屋さん選びの失敗例」などをぜひ確認しましょう!

 

「窓ガラスが割れた時」や「サッシが歪んで雨漏りする場合」などには、保険が使えることをご存じですか?

どんな種類の保険が適用される?

  • 火災保険
  • 家財保険
  • ガラス保険

あまり知られていませんが、火災保険は事故や自然災害などでガラスが割れてしまったときにも使えます。

家財保険は「家財(家具や家電)」のガラスが補償対象です。火災保険のオプションとして付けられることがあります。

ガラス保険はガラスに特化した保険です。火災保険などより補償範囲が広い場合があります。

※この他にも「損害保険」「総合保険」「車両保険(車の場合)」で、ガラス・サッシの修理が適用範囲になっている場合があります。

どんなケースで保険が適用される?

ガラス割れ 泥棒

加入している保険の種類やプランによって補償範囲は様々ですが、ここでは一般的な火災保険を例にとってみます。

火災保険が適応できるケース

  • 自然災害(強風、雪、雹、雷)
  • 空き巣被害
  • 熱割れ
  • 子供が割ってしまった

子供が割ってしまった場合も「予測できない事故」として保障されることがあります。

「強風の被害によってサッシが水浸し、雨漏りするようになった!」という場合にも火災保険は適用されます。

ただし、「経年劣化」が原因の雨漏り等は補償対象外です。

どんなガラス、サッシが対象になる?

ベランダの窓サッシ

火災保険で対象となるのは「建物についているガラス(サッシ)」または「建物の付属物についているガラス」になります。

火災保険で対象となるガラス、サッシ

  • 窓ガラス
  • ドアガラス
  • ショーウィンドウ(ショーケース)
  • ステンドグラス
  • 温室ガラス
  • 天窓ガラス
  • 窓サッシ、ドアサッシ

対象範囲には「建物(の一部)」と「家財」という区分があり、このうち「家財」はオプションで家財保険に入っている場合にのみ補償対象となります。

電化製品や家具、食器棚のガラスなどが「家財」にあたります。

また、店舗のショーケースなども「建物の付属物のガラス」とみなされるので、対象範囲内になります。

※補償範囲や保険金額は保険会社やプランによっても細かく違うので、「今回のケースで保険は適用可能か」契約している保険会社に確認しましょう。

保険金を請求する方法

保険金請求の流れ

  1. 保険会社へ連絡(補償対象かどうか、必要書類の確認)
  2. サッシ・ガラスの修理・交換
  3. 必要書類を保険会社へ送付
  4. 審査
  5. 入金

※賃貸や分譲マンションにお住みの方は先に管理会社(管理組合)に「ガラス・サッシを修理したい旨」を伝えておきましょう。

「誰が費用を負担するのか?」「今後の流れはどうなるのか?」確認しておきましょう。

賃貸や分譲マンションの場合、管理会社(管理組合)が修理業者を指定する場合もあります。

※空き巣被害でのガラス修理の場合は、警察への届け出が必要です。

保険金請求に必要な書類

必要書類

  • 申請書
  • 見積書
  • 作業前後の現場写真
  • 領収書
  • 明細書

どんな必要書類が必要かは保険会社によっても違います。事前に問い合わせて確認しておきましょう。

保険金の入金は請求手続き完了から30日以内です。

審査があるので、必ずしも保険が適用されるわけではありません。当然のことですが、申請書に虚偽の記載をしてはいけません。

免責金額とは?

自己負担しなければならない金額です。

修理・交換費用が「免責金額」以下の場合は保険が適用されません。

例1 免責金額5万円で修理費用3万円の場合→適用されません。

例2 免責金額5万円で修理費用15万円の場合→差額の10万円分が支払われます。

※支払われる保険金には上限額も設定されています。

国や自治体の補助金制度を利用するのもありです。

保険が「割れてしまったガラスの補償」なのに対して、補助金は「省エネ工事を促進するための制度」です。

  • 二重窓(内窓、二重サッシ)
  • ペアガラス
  • アルミサッシ/樹脂サッシ

などの交換で適用されます。

メジャーなものに、国のSII補助金(高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業制度:断熱リノベ)があります。

このほかにも自治体独自の省エネ補助金制度があり、多くの場合国の補助金と併用することが可能です。

※詳しくは、国やお住いの役所の窓口、または「お近くのサッシ屋さん」へご相談ください。

保険や補助金の申請は、手続きが煩雑だったりなかなか面倒なものです。

サッシ屋さんによっては、代行申請を行っているところがあります。

「どんな補助金制度があるのか?」

「今回のガラス交換は保険・補助金の適用範囲内か?」

「どうやって申請するのか?」

など尋ねて、まるっと業者にお願いすることもできます。

工事証明書の準備や保険会社・マンションの管理組合とのやり取りまでしてくれる業者もいます。

サポート範囲はサッシ屋さんによっても違うので、事前に代行申請可能か確認しておきましょう。

※代行申請には手数料がかかります。

アルミサッシ

交換・修理費用はサッシ屋さんによってもかなりの幅があります。

同じ地域のサッシ屋さんでも、価格は大きく異なるでしょう。

「適正価格で工事してもらうため」に、料金相場を今一度確認しておきましょう。

サッシ交換・修理費用の相場

サッシ交換には2種類の工事方法があります。

▼はつり工法

サッシ枠がついている壁を一部壊して、元のサッシを取り除いて交換する方法です。壁自体の工事もあるため、費用や時間もかかるのが特徴です。

費用目安 20~40万円

かかる期間 1日~3日

▼カバー工法

元のサッシの上から新しいサッシを覆いかぶせるように取り付ける方法です。壁工事の必要がないので費用が安く済み、工事時間も短いのが特徴です。

窓サイズが小さくなるのがデメリットです。

費用目安 10~20万円

かかる期間 半日

サッシ交換費用は「枠サイズ」「サッシの種類」によっても異なります。

サッシの種類

  • アルミサッシ
    安いが、断熱性が低く結露も発生しやすい。
  • オール樹脂サッシ
    断熱性高い。結露発生しにくい。アルミサッシの約2倍の価格。
  • アルミ樹脂複合サッシ
    外側がアルミ、内側が樹脂のハイブリットサッシ。オール樹脂サッシより安い。

風呂場やトイレの小窓は枠サイズも小さいので、数万円で済む場合があります。

交換するほどではなく、へこみを直すなどの修理で済む場合、2~3万円の費用で済みます。

ガラス交換・修理費用の相場

工事等込みの料金です。

透明ガラス(厚さ5㎜、90×90cm)
13.000~17,000円

かすみガラス(厚さ4~6㎜、90×90cm)
14.000~20.000円

網ガラス(厚さ6.8㎜、90×90cm)
25.000~30,000円

かすみ網ガラス(厚さ6.8㎜、90×90cm)
20,000~25,000円

アクリル板(厚さ2~3㎜、90×90cm)
15,000~20,000円

強化ガラス(厚さ5㎜、80×90cm)
30,000~40,000円

防犯ガラス(厚さ4~8㎜、100×100cm)
20,000~60,000円

複層ガラス(ガラス3㎜、中空層3㎜、90×90cm)
10,000~80,000円

部品のみ(戸車やビート)の交換だけなら1~2万円ほどです。

お近くのサッシ屋さんへ依頼する前に、よくある失敗例をご紹介します。

事前に失敗例を知っておくことで、トラブルや損を避けることができます。

周りの色と合わないサッシに交換してしまった‥。

サッシ屋さんがおすすめするサッシに交換したが、いざ交換してみると
「周りの雰囲気とマッチしていない!」なんてこともあります。

サッシを交換する際は「費用」「機能性」はもちろんですが、「デザイン性」を考える必要もあります。

窓の内観・外観まで考えて、色やデザインを選びましょう

樹脂サッシは特にカラーバリエーションが豊富なので、色を決める際には慎重に検討する必要があります。

デザイン性も考慮してくれる業者さんを選びたいですね。

見積もり後、施工を断ったらキャンセル料を請求された

サッシ屋さんによっては「見積もりが有料」のところもありますし、「工事を頼むなら、見積もりは無料だが、断るなら調査費として請求する」というところもあります。

業者としては見積もり後に断られることはよくあります。

断ること自体、気兼ねする必要はありません。

ただ、トラブルを避けたいなら

「見積もりは無料か?有料か?」

「工事を断った場合に後からキャンセル料(調査費)を請求されないか?」

など事前に確認しておきましょう。

工事を断る際は、「わざわざ、ご足労いただいたのに申し訳ないです。」など労いの言葉を添えるとよいでしょう。

施工不良があった

ガラスやサッシ(特にサッシ)の施工には技術力が必要です。

例えば、サッシ枠を取り付けるには「水平・垂直」を正確に測る必要があります。

技術力が不足している場合、枠がゆがんで窓や網戸が開けづらくなります。また、隙間がどこかに空くことになるので気密性にも影響します。

雨水が侵入しやすくなったり、部屋の断熱性が落ちる原因になります。

「費用が安いほど良い業者」というわけではありません。

適正価格を提示してくれて、施工内容の説明もわかりやすいサッシ屋さんを選びましょう

近くのサッシ屋さんに頼んだら、1週間後といわれた‥。

「取り替えるガラス・サッシの種類」や「業者」によってはすぐに対応できない場合があります。

忙しくて対応が後回しになったり、商品を取り寄せるのに時間がかかることがあるからです。

早く交換・修理してほしい方は「駆けつけのサッシ屋さん(ガラス屋さん)」がおすすめです。

「駆けつけ業者(出張専門業者)」なら対応が早く、商品の取り寄せが遅くなる場合でも、割れたガラスの代わりに、仮のガラスを設置してくれるところもあります。

お近くのサッシ屋さんへ依頼する際にはぜひ以下の点を確認しておきましょう。

  1. 見積もりは無料か有料か?
  2. 見積もり後にキャンセル料は発生しないか?
  3. 施工内容が明瞭か?(一式表示が多くないか?)
  4. 施工内容をきちんと説明してくれるか?
  5. 価格は適正か?
  6. 口コミや評価は良いか?
  7. すぐに対応してくれるか?

見積書に「一式 〇〇円」という表示が多い場合は注意が必要です。

「一式」という表示は単位や数量が明確でなく、業者が工事範囲などをごまかしていても気づくことができません。(※「一式」表示にせざるを得ない項目も存在します)

優良業者はできるだけ細かく単位を付けて明細を出してくれるので、きちんと見積内訳もチェックしましょう。

価格が安いほど良いわけではない。

先にも述べましたが、「価格は安ければ安いほど良い」というわけではありません。

「安すぎる」料金には理由があります。

作業に必要な工程をはぶいたり、品質の悪い材料を使っている可能性があります。

「戸車を替えてもらったが、しばらくして窓の開け閉めがしにくくなった」

「コーキング(サッシ・ガラス周りのゴム状の素材)がすぐヒビ割れた。」

などの例もあります。

例えば安い戸車は耐荷重が低く、窓ガラスの重みに耐えられず、すぐ劣化します。

また、雨水の侵入を防ぐコーキング剤の品質の悪いと、断熱性を保てなくなり、お部屋も寒くなってしまいます。

高すぎず、安すぎず適正価格を提示してくれるサッシ屋さんを選びましょう。

お急ぎの方は「駆けつけ」業者へ

「近くのサッシ屋さんへ頼んだが、1週間後になるといわれた‥」

「連絡がつながらなかった」

などのケースがあります。

  • 窓・網戸・雨戸の開け閉めができなくて困っている
  • ガラスが割れてみっともない。危ない。寒い。

など早く修理・交換してほしい方は「駆けつけ」の出張業者がおすすめです。

最短30分ほどで駆けつけてくれて、すぐに修理や張り替えをしてくれます。

初めてガラスやサッシを交換する時は、分からない事も多く不安になりますよね。サッシ屋さんも様々なので、業者選びは慎重に行う必要があります。

実際にサッシ屋さんに作業を依頼する時の流れを見ていきましょう。

サッシ屋さんに依頼する流れ

サッシの交換を業者に依頼した場合の大まかな流れは、以下の通りです。

ご自身が納得出来る業者を選んで、作業の流れを事前に把握すれば、スムーズな修理・交換につながります。

依頼の流れ

①お問い合わせ
電話やメールで困っている事を相談します。

②見積もり無料相談
サッシの状況や予算、工事内容を相談します。

③正式な見積もり作成
予算や希望に合った内容を元に、見積書を作成します。

④ご契約
見積もりの内容に納得が出来たら契約となります。

⑤工事開始
工事日になったら、見積書を元に工事が開始されます。

⑥お支払い
すべての工事が完了したら、お支払いとなります。

※電話連絡の際に、「状況」や「希望内容」「予算」を事前に伝えておくとよいでしょう。

相見積もりをとりましょう

サッシ屋さんに作業を依頼するなら、信頼出来る業者を選びたいですよね。

優良業者を見極めるには「相見積もりを取ること」です。

作業を依頼する時に、1社だけで決めてしまうのではなく、複数の業者から相見積もりを取って、「料金」「作業内容」を比較しましょう。

できれば3社以上、最低でも2社から見積もりを取ることをおすすめします。

夜間や休日も追加料金が無く、迅速に対応してくれるサッシ屋さんがおススメです。

また、国家資格であるサッシ施工技能士の資格を持った業者であれば、より安心出来ます。

実績や経験が豊富な業者は、口コミや評判が良く、リピーターが存在します。

当記事で紹介した「保険・補助金で安くする方法」「費用相場」「サッシ屋さんの選び方」を参考にして、お客様目線で、最適な提案をしてくれる業者を選びましょう。

弊社でも「見積もり」「現地調査」承っております

よろしければ、ご連絡ください

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